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私たちの会社

メッセージ
鋳物(いもの)とは、
溶かした金属を型に流し込んで作った製品です。
金属も溶かしてしまえば水と同じように器に従って自由に形状を変えることができます。そのため、他の金属加工方法では難しい複雑形状の製品を継ぎ目なしで生産することが可能です。
鋳物を作ることを「鋳造(ちゅうぞう)」といいますが、太古から世界中で利用されており、日本でも銅鏡や銅鐸、仏像などが多く残っています。 

鋳物の種類 Type of Casting

鋳物はその材質によって細分化されており、
当社はその中の鋳鉄鋳物が主要製品です。

鋳鉄鋳物の特長 Features of Casting

鋳鉄鋳物には一般的な鋼より
優れた特長がありますのでご紹介いたします。

低融点により形状自由度が高い
一定量の炭素を含有することで、鋼よりも融点が低くなります。(鋳鉄=約1200℃/低炭素鋼=約1500℃)そのため、砂型の途中で凝固するリスクが低く、より自由な造形が可能です。また、溶融エネルギーが少なくて済むため、低コストでの生産が可能です。
被削性
黒鉛が刃の滑りを良くします。また、鉄基地内に黒鉛が点在することで、切粉が分断され、機械加工による被削性が向上します。
耐振動性
黒鉛と鉄基地の境界で振動が熱に変わるという性質を持っています。鋼よりも振動が少ないため、精密加工機の部品や鉄道関係部材として活躍しています。
耐摩耗性
黒鉛が潤滑剤となり、製品の摩耗を防ぎます。マンホール鉄蓋やプレス金型、工作機械に活かされています。

鋳物ができるまで Production Process of Casting Products

  • 造りたい形の模型を用意する
  • 模型を砂に埋める
  • 砂から模型を取り出す
  • 中子を入れ、元に戻す
  • 溶けた金属を流し込む
  • 冷却する
  • 中身を取り出す
  • 完成

鋳物の世界 World of Casting

世の中では皆さんの身近なところで様々な鋳物が活躍しています。
その世界を少しのぞいてみましょう。